世の中はなめたらあかん。
分かっていながらも、自分でも気付かず、そうしていることがあるようだ。
自分に否はない。
そう信じないと渡ってはいけない世の中にはなってきたが、自分を肯定し過ぎることによって、見えなくなってくることもある。
世の中の酷さを、全部他人のせいにして、自分を悲劇の主人公の様に思っていると、足下をすくわれることがある。
自分で気付けないことに、どれだけの責任があるのかは見えないが、自分を肯定し過ぎると、気付けない範囲も広がるようだ。
忙しすぎて自分のやっていることを追い切れない状態で、目が見えなくなってくることもある。
逆に、自分のやっていることが上手くいきすぎて、目が見えなくなってくることもあるのだろうが、世の中は難しい。
忙しすぎて、手を抜いている自分がいる。
説明が下手で、端折っている自分がいる。
他人のせいにし過ぎて、苦労の原因が自分の我が儘にあることが見えなくなっている自分がいる。
全てを自分のせいにすることはないのだろうが、全てを他人のせいにしてはいけない。