呟き3
ある夏の日。
停車した列車の中から顔を覗かせて、
何も考えずにホームの先を眺めていると、
過ぎ去った子供の頃の記憶が蘇ってくる。

暑い真夏の日差し。
抜けるような青い空。

いなかへ帰るバス停に、
草の生い茂った道端に、
心浮かれた僕がいた。

のぼせている訳ではないのだが、
心はウキウキと晴れ渡る。

いつの頃からか、
こんな日が僕の生活の中からは消えていた。

成長したなんて言葉では、
取り返しのつかない何かを、
僕は失ってしまったような気がする。

地位や名誉など、
もともと欲しがっていたわけじゃない。

他人や社会とのこだわりの中で、
いつの間にか自分を縛り上げていったのだ。


子供の頃、小さな胸で感じたこと。
それが、人として生きるための、
指標だったのではなかろうか。
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by yub1earth | 2006-04-30 12:55

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